農薬不要を考える

農作業のより効率化を図るために次々開発され、そのたび人体には無害で安全と言われた農薬や除草剤はこれまで数限りなくありますが、残念ながらそれらの長年に渡る使用により生態系は破壊され、多くの生物が絶滅に近い状況となり、土壌菌の減少やプランクトンの激減による水質の悪化や、耐性菌の発生を誘発。結局、作物の収量減少につながるという、まさに悪循環が各地で起きています。また残留したものの蓄積が人体に深刻な影響を与えているとした研究報告も数限りなく見られます。現状を乗り切るためにその場の都合だけで選択をすると、必ず自らの将来に影を落とすことになるという事実は、全てのものごとに共通する教訓であると私どもは受け取っております。
有機農法の敵は虫や病気と考えられがちですが、収量を無理に上げずに良い土でしっかり育てると、抵抗力が強く、病気や気候変動にもしっかりと対応する作物になります。そのため農薬も必要性がどんどん少なくなるのです。有機JAS米の田んぼに農薬を使わないのはもちろんですが、豊田農園では一部の田んぼで栽培する特別栽培米に関しましても、除草作業の補助として除草剤を1回使用するのみにとどめ、他はJAS米と同条件での栽培を行っています。また、農園内で少量栽培するその他作物につきましても、すべて農薬・化学肥料ゼロを実践。「農薬を使用しないものが望ましい」というのは多くの人の願いのはず。本当の問題は農薬自体の良し悪しよりも、「それになぜ農薬が使われるのか」というところに潜んでいます。そのことを多くの方に気づいていただける日が来る事を、私どもは願って止みません。

豊田農園の有機JAS米からは残留農薬などは検出されません

2008年残留農薬分析報告書
(農民運動全国連合会測定)
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