純米吟醸酒“soma”がグッドデザイン賞 受賞

このたび、豊田農園の酒米で醸造した日本酒「soma」が、グッドデザイン賞2020を受賞いたしました。

多くの方にご協力いただきました

隣町の浪江町で酒造りを営んでいた鈴木酒造さん(被災後、現在は山形県長井市の酒蔵で生産中。浪江町への帰還を目標に頑張っておられます)にて醸造いたしました。

ラベルは日本を代表する高級和菓子店のパッケージを手がけるデザイナーさん。
命名は相馬家第34代の相馬行胤氏にお願いしました。

豊田農園お米のおいしさに感動してファンになっていただいた皆さんからの発案でスタートしたプロジェクトが、大きく実を結びました。

ご協力いただきました皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

一方で、南相馬の復興はまだまだ進んでいません。
そんななかで今回の受賞が、土地・文化・歴史、そして産物のすばらしさを少しでも多くの方に知っていただくきっかけになればと思っております。

プロダクトデザインのポイント

  1. 一連の体験共有:歴史と被災地に触れる→米を収穫し祝う→日本酒を造る、という一連の体験を共有。
  2. 口切の酒:門出を祝う酒としてラベルを破り開栓する意匠を採用。被災地の実りを祝う。
  3. soma:サンスクリット語で神の飲み物を意味するsomaのロゴを人の営みや自然の象徴としてデザイン。