皆さまに御礼申し上げます
今回の大震災で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
また、各所で災害の復旧に従事される方々に心よりの感謝申し上げます。
春らしい日差しの日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?
本来ならば苗づくりの準備を行うためにバタバタする時期ですが、今年は経験のない状況に、20日間があっというまに過ぎました。
多くの皆さまから、お見舞いと励ましのメッセージをいただき、勇気づけられる日々です。本当にありがとうございます。なかなか個別にはお返事できず申し訳ございません。
あらためて深く御礼申し上げます。
幸いなことに豊田農園では地震や津波による被害はほとんどなく、原子力発電所の事故による待避指定地域からも外れているため、現在は身を寄せている仙台より、時々戻っては復旧作業を行なっています。
ただ、ご承知のとおり事故後の信じられないほどずさんな対策により、福島県の農産物は現在ほとんど出荷ができない状況ですし、放射性物質を土に混ぜ込んでしまう可能性があるため、田畑に手を入れないよう通達が来ているという状態です。
近辺では測定作業などが継続的に行われています。今後しばらくは状況を見定めるほかなく、ただただ政府・自治体を含めてリーダーシップをともなった、しっかりした対応を期待するのみです。
皆さまにはご心配をおかけいたしますが、先々に渡る状況の把握には、もうしばらく時間が必要となります。お米の出荷や本年度の状況の目処がつきましたら、またご報告させていただきます。
豊田寿博
初めまして、突然のメールで失礼します。
ご相談ですが、実家(佐賀県)が農家(稲作:パールライス)を行っていましたが、現在は家族全員サラリーマンで農家に関われません。唯一関わっていた叔父が昨年の7月に倒れてしまい、近所の人が代わりに稲作を行ってくれました。
土地を売る話も出ましたが、二束三文の値段なのでそのままになっています。
福島では農業をやりたくても、原発の影響でお休みしなければいけない状況だと聞きます。
もし、可能でしたら、実家の水田を代わりに作ってくれると助かります。
もちろん、品種も違うので作業も違ってくると思います。
文化も違うので、難しいことだとは思いますが、こういうことは可能でしょうか?
ちなみに、実家がある集落は全員親戚なので、快く受け入れてくれます。
機材も協力してくれます。
ただ、それだけで生活できる程の作付けは期待できないので、避難生活をしながら農業に関わっていたいという人が望ましいとは思います。
船津様
暖かいお言葉とお申し出ありがとうございます。
新しい土地での農業ということにも興味はありますが、
まだまだ、この土地の未来を捨てきることは出来ず、
避難区域からは少し離れていますので、しばらくは
この相馬の地で頑張ってみたいと思います。
書き込み、本当にありがとうございました。